ウェザーエッジはダウンウエアを生み出したことで知られるエディ・バウアーが開発した防水性・透湿性・防風性を持つ素材です。
防水は雨などの水を防ぐ、透湿は汗などの湿度を逃がすという相反する機能を併せ持っています。さらに撥水性まで兼ね備えています。
防水と撥水は同じもののように思われがちです。撥水加工は水をはじく加工。大きな水の粒ははじきますが、霧雨のような粒子の細かな水や豪雨などの水圧が強い場合には水が浸透してしまうことがあります。これに対して、防水加工は水を浸透させない加工。両方を併せ持つことで、水から強力に守ってくれます。
で、生地全体をコーティング(塗布)するものと、特殊フィルムをラミネートする方法があります。これに対して撥水加工は、繊維の表面に施される「水を弾く」加工です。しかし霧雨のような細かな粒子や豪雨などの強い水圧になると、水が浸透してしまうことがあります。
よって防水と撥水、両方の加工を兼ね備えると、より水に強い機能を発揮することになるのです。
加えてウェザーエッジには防風性もあります。
しかし強力な防水加工をしていても、縫い目などから水が入ってきては意味がありません。その点、エディ・バウアーのウェザーエッジを用いて作られたジャケットやコートは、シームテープで縫い目を覆ったシームシールド仕様。止水ジッパーが使われているものもあります。だから防水・防風効果が破られません。
さすがエベレスト登頂などにも着用されたウエアを作っているメーカーです。
ウェザーエッジで作られたジャケットやコートは梅雨や台風シーズンだけでなく、雨の多い日本では年中大活躍します。
ウェザーエッジの手入れのコツ
高い機能を持つウェザーエッジですが、その機能性を長く維持するためには、手入れが大事。
といっても、洗濯は表示に従えばよく、たとえばウェザーエッジのクラウドキャップのジャケットなら、家で中性洗剤を使い、洗濯機で洗えます。ただ、水分や雨風に含まれる粉じんなどによって性能が落ちることはあり、たとえば撥水機能が低下したときはクリーニング専門店で再加工することもできます。
ウェザーエッジのクラウドキャップのジャケットは一年中活躍!
最近、暴風雨が増えてきて、わたしはこの1カ月だけで2本の傘をダメにしました。傘が役立たない時は、着ているだけで雨風がしのげる服が欲しくなります。
ウェザーエッジのクラウドキャップのジャケットは蒸れないように、脇下のジッパーを開ければ通気の穴が開きます。
フードがついているので、傘が使えないときにも頭を守ってくれます。嵐の通勤にはとても役立ってくれます。
初出:2015.4.30 更新:2021.4.19
※アフィリエイト・リンク……そのリンク経由で購入などがなされた場合、当サイトに成果報酬が支払われるリンクです。
コメント