2016年秋ヒートテックvsホットコットvsファイバーヒート防寒下着の特徴と肌触り比較

2016防寒下着比較ユニクロ「ヒートテック」ベルメゾン「ホットコット」しまむら「ファイバーヒート」

今年の薄手防寒下着、【ベルメゾン】のホットコット、【ユニクロ】のヒートテック、【しまむら】のファイバーヒートを、見て、触って、比較します。
連れ合いに男性用の長袖、わたしは女性用の白の半そでシャツを、すべてのブランド買ってきました。

この記事では女性用のシャツで、2016年の吸湿発熱素材を用いた防寒下着それぞれの売りの部分を検証します。

■【ベルメゾン】ホットコット あったかインナー・綿混三分袖レディース オフホワイト M

うるおい勝負のユニクロ、しまむら、肌触り暖かさアップのホットコット

【ユニクロ】のヒートテックはアルガンオイルオイルを、【しまむら】のファイバーヒートはオリーブオイルを配合したことが売りです。
その素材特徴や配合の意味などは次の項目以降で詳しく説明します。

それに対して、【ベルメゾン】は従来の綿混紡率を45%から95%へ引き上げ、さらにコットンの王様とも呼ばれる、肌触りの良さ抜群のスーピマ綿を配合、従来品よりもプラス0.8℃の暖かさを実現しました。

元々、【ベルメゾン】は天然素材の綿へのこだわりがあります。
これまでは綿45%の通常のホットコット、2014年に発売した綿95%の極上ホットコット、同じ年に登場した綿100%ホットコットの3種類がありました。今年は極上ホットコットと同じ綿95%を通常商品としながら、価格は990円からと、抑えています。

女性用、男性用、こども用に加えて、授乳用、さらには大きなサイズの防寒下着も出ています。
わたしが購入したのは「あったかインナー・綿混三分袖レディース オフホワイト」のMサイズです。

◆◇◆ 目次 ◆◇◆

  1. ユニクロとしまむらがオイル配合した目的は皮膚炎対策!?
  2. オイルは乾燥対策、かゆみ対策になるか!?
  3. 肌触り比較
  4. 薄さや価格よりも温かさを望むなら

【しまむら】ファイバーヒート オリーブオイル配合

ユニクロとしまむらがオイル配合した目的は皮膚炎対策!?

【ユニクロ】がヒートテックに配合したアルガンオイルも、【しまむら】がファイバーヒートに配合したオリーブオイルも、化粧品によく使われる油です。ちなみに昨年の【ユニクロ】は椿油を配合していましたが、これも同様です。

なお、【しまむら】のファイバーヒートはパッケージに「オリーブオイル加工」がうたわれていますが、【ユニクロ】のヒートテックはパッケージには何も書いてありません。お店で「今年のヒートテックの特徴は?」と聞くと、店員さんが教えてくれました。

これらのオイル配合の目的は保湿です。しかし、なぜ、保湿剤を配合しているのでしょうか?

その謎を解くカギは、「ヒートテック かゆみ 皮膚科 クリニック」で検索してもらうとわかるでしょう。ヒートテック等の化繊の吸湿発熱素材による皮膚炎に関して、皮膚科医が書いた記事がいくつも出てきます。

なぜ、ヒートテックで皮膚炎をおこす人がいるのか、原因に関して説はいくつかありますが、ポイントは「吸湿発熱素材」と「化繊」です。

「汗をかいた」と感じないときでも、人の肌からはじわっと汗が蒸散しています。その水分を熱に変えるのが吸湿発熱素材です。つまり、冬の乾燥した時期に、「吸湿発熱素材」はさらに肌から水分を奪います。
これだけなら、そして、肌の健康な人なら、問題は起こりません。

特に問題となるのが「化繊」です。化繊は天然繊維より強い線維であり、肌には刺激になります。化繊アレルギーを起こす人もしばしば。

化繊の肌への刺激に乾燥が加わる、このダブルパンチが肌の弱い人に乾燥性皮膚炎、別名、皮脂欠乏性湿疹を惹き起こします。

ファイバーヒートのパッケージにも、ヒートテックのサイトの商品説明にも、オイル配合に関して、うるおいや保湿性が強く歌われているのは、そこに目的があると思われます。

【ユニクロ】ヒートテック

オイルは乾燥対策、かゆみ対策になるか!?

わたしは以前化粧品のコピーライターをしていましたので、乾燥対策、かゆみ対策と油の関係に関して、あるていどは理解しているつもりです。

肌には、細菌などの侵入や刺激から体を守り、体内から水分が蒸散することを防ぐためのバリア機能があります。しかし、外気などの乾燥や、化繊の刺激によって、バリア機能が低下すると、水分が逃げてしまい、乾燥肌になります。乾燥肌になると、かゆみを感じる神経線維が皮膚表面近くまで伸びてしまい、かゆみに敏感になります。かゆくてかくと、皮膚表面のバリア機能がさらに低下します。バリア機能がどんどん低下していく悪循環です。

女性は顔の肌の保湿対策として、化粧水で水分を補給して、乳液やクリーム、オイルなどで水分が逃げないようにします。

【ユニクロ】のヒートテックや【しまむら】のファイバーヒートに配合されているのはオイル。つまり水分を逃がさないようにするためのものです。

しかし、肌につけずに、化繊側に配合することで、果たして水分は逃げなくなるのでしょうか?
また、肌の水分を奪わずに、どうやって吸湿発熱するのでしょうか?

ユニクロのサイトに掲載されている、ヒートテックに配合したアルガンオイルに関する記事「話題の"アルガンオイル"新配合!新作ヒートテック」でも、美容の専門家にアルガンオイルについて聞いているだけです。この記事は、ヒートテックに配合されたアルガンオイルの肌への効果を説明するものではない旨、注意が書かれています。

そう、下着に配合されたオイルの肌への効果は謎です。

ちなみに、肌への化繊の悪影響を心配して、素肌に綿のシャツを着て、その上から吸湿発熱素材のシャツを着る人がいますが、これだと綿のシャツが吸湿してしまい、吸湿発熱素材が発熱する材料がないため、温かくなりません。

肌触り比較

綿比率を上げた【ベルメゾン】のホットコット、アルガンオイルを配合した【ユニクロ】のヒートテック、オリーブオイルを配合した【しまむら】ファイバーヒート、どれも、やはり昨年の各商品よりも肌触りの良さに進化が見られました。

【ベルメゾン】のホットコットはふっくら柔らかく、頬をすりすりしたくなる肌触りです。
でもこのタイプの肌着共通の薄さは保っています。

「あったかインナー・綿混三分袖レディース オフホワイト」のMサイズの価格は917円、税込で990円です。

ベルメゾンネット

【ユニクロ】のヒートテックは、昨年のヒートテックよりも滑らかな肌触りです。
ただ、あいかわらず、最初に触れたときの「ひんやり感」は同様です。
次第に温かくなるものとはいえ、最初に触れた瞬間、ひんやりするのが、わたしは苦手です。

「WOMEN ヒートテックUネックT(半袖)」のMサイズの価格は990円+消費税です。
単純に計算すると1069.2円ですが、ユニクロは1円玉の支払い不要にしているとかで、たとえばこれ1枚を買った場合には、1065円
にしてくれるようです。わたしは連れ合いの男性用と2枚購入したので990円×2枚+消費税158円-端数3円=2,135円でした。

20160908DSC00763.JPG

【しまむら】のファイバーヒートは、ひんやりも、ほっこりもありません。ガサガサもしていません。
ただ、一番ペラペラしていて、薄いというよりも、安っぽい感じは否めません。

価格は一番安いです...といっても、税込980円。ホットコットよりも10円、ヒートテックよりも85円安いわけですが...質感も一番安いです。

いまベルメゾンではホットコットなどを対象にまとめ買いキャンペーン中。まとめ買いマークの商品を2点買えば5%OFF、3点以上で10%OFF。
つまりいまなら、一番安いのはホットコットです。

というわけで、わたしの好みは【ベルメゾン】のホットコットです。綿95%でも絶対に皮膚炎ができないわけではないけど、可能性は低そう。
肌が丈夫な方は安さ追求なら【しまむら】のファイバーヒート、近所で買いやすいのが【ユニクロ】のヒートテックです。

■【ベルメゾン】ホットコット

肌触りと言えば、タグも肌への刺激。
ホットコットは洗濯マークや素材表示はすべて商品の背中の内側にプリントされ、タグはついていません。
ヒートテックとファイバーヒートは脇に縫いつけられています。

【ユニクロ】ヒートテック タグ

しまむらファイバー ヒート

薄さや価格よりも温かさを望むなら

スポーツ観戦用なら、厳寒対応の厚手のミズノのブレスサーモ ウール ヘビーウエイト
 ▼ ▼ ▼

初出:2016.9.10 更新:2016.11.27

ショップチャンネル